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【アメリカインターンシップ in SDSA ⑧(最終回)】『変化は成長のチャンス』日米サッカーの架け橋、サンディエゴ・ゼストFC。

Hello, everyone!
皆さんこんにちは!
 
サッカービジネス科の中原圭祐です!
 
『アメリカインターンシップ in SDSA』ブログ第8弾です!
 
前回のブログはこちら👇
【アメリカインターンシップ in SDSA ⑦】女子サッカーを文化へ、サンディエゴ・パルセイロ・レディースの挑戦。
 
 
3ヶ月に渡るインターンシップとともに続いてきた『アメリカインターンシップ in SDSA』ブログも、いよいよ最終回です!
 
 
今回は、「サンディエゴ・ゼストFC」最終戦のレポートをお送りします!
 
 
 


7/10(水)
vs Southern California Seahorses
 
今シーズン最終節は、アウェーのロサンゼルスで行われました。
 
地区ごとにディビジョンが分かれるUSL League Twoですが、チーム同士の日程調整の兼ね合いでタイトなスケジュールになりました。
 
この日も片道7時間かかるサンフランシスコでのアウェー2連戦を終えたばかりで、選手は疲労が残りながらの試合でした。
 
しかし、選手たちは不満やストレスを出すこともなく、リラックスしていつも通りのウォーミングアップをしている印象でした。
 
2019アメリカ第8回_1
2019アメリカ第8回_2 

実力差はそれほどないものの、ホームでは0-3で敗戦した相手。
リベンジを期した一戦がキックオフ。
 
試合の立ち上がりはまずまずの入りをしたサンディエゴ・ゼストFC。
ボランチのErick Gonzalez選手が、ドリブルでの積極的な持ち込みでチャンスをつくります。
相手もサイドから縦に速いショートカウンターでの攻撃の機会をうかがいます。
 
2019アメリカ第8回_3 
先制点を決めたのは対戦相手のSouthern California Seahorsesでした。
右サイド中央からのフリーキックから、GKのRodrigo Sarmiento選手が弾いたこぼれ球を押し込まれてしまいます。
 
 
後半も同じような試合展開で、一進一退の攻防が続きました。
両サイドバックが高い位置を取り、リスクをかけて攻めるサンディエゴ・ゼストFC。
その分、相手チームがゴールに迫ってくる回数も増えます。
 
 
69分、相手のヘディングシュートをGKがセーブすると、早いリスタート。
ボールを受けたAndy Sartor選手が右サイドを切り裂き、敵陣深くでクロスを上げます。
中で合わせたHanif Wright選手が触って軌道が変わったボールに、鈴木一真選手がいち早く反応。
豪快なボレーシュートを叩き込んで同点に!
 
 
 
その後も攻め続けたサンディエゴ・ゼストFCでしたが、スコアは動かず試合が終了。
 
 
 
フルタイム:San Diego Zest FC 1-1 Southern California Seahorses
 


 
 
4年目となった2019シーズンは、3勝4分7敗で締めくくられました。
 
 
今シーズンのサンディエゴ・ゼストFCに帯同して、サッカーは、チームに一体感がないと結果が出ないスポーツだと改めて感じました。
代表チームを経験し、どれだけ「個」の能力が高くても、他の選手をリスペクトせず、自分勝手な人間性の選手は、チームに悪い影響を与えてしまいます。
決められた戦術の中で個性を出していくチームスポーツであり、それもサッカーの魅力だと思いました。
 
 
 
ゴールを決めた鈴木選手は、大学を卒業した今年の春、自分でお金を用意して、アメリカでの挑戦を決断しました。
アメリカのリーグ初挑戦で13試合出場、9ゴールをマーク。チーム得点王、リーグでは4位タイのゴール数でした。
しかし、最初は出場時間も限られており、フィジカルの強いアメリカ人選手とのポジション争いの中で、自分の良さを証明していく過程がありました。
まさに逆境といえる異国の地で結果を残すにつれ、大きな自信を得ていると印象を受けました。
 
2019アメリカ第8回_4 
Highlights | San Diego Zest FC | 2019 | #15 Kazuma Suzuki
https://www.youtube.com/watch?v=OliPTldTXgA
 
 
 
3ヶ月のインターンシップの中で、サンディエゴ・ゼストFCは、若手選手のみならず、指導者、スタッフの「スキル」と「心」を成長させるチームだと感じました。
バラバラの文化や価値観をお互いにリスペクトしながら、戦術も運営も手探りの中で組織の一員となってトライする経験は、サッカーの分野だけでなく、人生におけるレベルアップにつながると思います。
 
未来の日本のために、そしてアメリカのためにも非常に価値のあるチームだと思っています。
 
2019アメリカ第8回_5
インターンシップでは練習の現場や遠征など、選手と過ごす時間が長くありました。
現場でそれぞれの選手がサッカーをプレーしている様子や、コミュニケーションを取っているときの人となりを感じることで、選手やチームのプロモーションにより力が入り、質の高いものをつくることができた気がします。
 
 
そして先日、サッカービジネス科とマネージャー・トレーナー科の1年生に向けてインターンシップの報告会をさせていただきました。
 
【アメリカインターンシップ in SDSA 報告会】スポーツビジネスの最先端、アメリカで学ぶ!
 
インターンシップに参加した私の使命の一つとして、3ヶ月間で学んだこと、感じたことを伝えました。
 
 
こちらが少し緊張してしまうくらいまっすぐ目を見て話を聞いてくれる人が多く、感動しました。
挑戦の機会を後輩につなげられるように、成長を行動で示していきます。
 
 
 
私たちはサッカー業界で活躍するための専門的な知識を学ぶためにJAPANサッカーカレッジに入学しました。
これはもちろん強みになると思います。
しかし、全ての職業の枠組みから見ると、サッカー業界は狭いです。
自分がいま考えている道を、少し違う道に切り替えたとき、どの業界でも求められる挨拶、礼儀、気遣いなど基礎的な人間力が必要だと、今回のインターンシップで感じました。
 
 
 
また、変化は成長のチャンスだと考えるようになりました。
住み慣れた日本から、何もわからないアメリカで3ヶ月過ごすことは、手続きも含めて不安なことがたくさんありました。
しかし、私の経験上では、やらないで後悔することはあっても、やって後悔したことはありません。
今回も一歩踏み出して見たことで、多くの学びがあり、自分にとってプラスになっていると感じることができています。
 
 
 
 
これで、『アメリカインターンシップ in SDSA』ブログは完結です!
私たちのブログを読んで、少しでも良かったと思ってもらえてたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!