【ワダサカ論】vol.12

Vol.12 日本フットボールリーグ【JFL】

 

J2J3が先週末からついに再開しました。続くようにアマチュアリーグも開幕へ向けて、着々と準備が進んでいます。今回は皆さんがあまり目にすることのないアマチュア最高峰のリーグ「日本フットボールリーグ(JFL)」の話をしたいと思います。

 

日本のアマチュアリーグは、JFLを頂点として形成されています。JFLは、Jリーグ加盟(プロ化)を目標にしているチームとプロ化を目指さない企業のサッカー部から構成されています。少し前までは大学のサッカー部も参加していました。

一般的にはJFLは、国内4部リーグに相当するとされています。しかし、公式にはJ3JFLは上下の関係ではなく、同格の2つのリーグと位置付けられています。

最近では、J2を経験しているJ3のチームも増えてきて、チーム戦力的にはJ3が国内3部、JFLが国内4部の関係と言えるでしょうが、例えば毎年のように天皇杯で上位に勝ち上がってくるJFL所属のHONDA FCは、J3でも優勝を狙えるチームだと思いますし、ソニー仙台も同様です。ここ数年、ヴァンラーレ八戸やFC今治がJFLからJ3へ参入していますが、両チーム共にJFL年間3位からJ3参入を決めています。JFLを優勝してJ3参入というチームはなく、アマチュアといえども簡単ではないリーグです。

ヴィッセル神戸のFW藤本 憲明選手をはじめ、JFLからプロになり、J1J2で活躍する選手がたくさんいますし、良いチームがたくさんあります。Jリーグ同様、地域リーグへの降格があるので緊張感のある試合が多く、各地域リーグからJFLに昇格するのが一番難しいと言われているように、一度地域リーグに降格するとJFL再昇格は簡単ではありません。降格を避けるために、とにかく負けない戦いをするチームが多いです。

 

JFLの各チームはプロチームでは無く、アマチュアチームなので設備が整っているとは言えず、ロッカールームが無い、あってもエアコンが無いこともありましたし、雨の日にテントで着替えたりもしたので、選手達はおのずとメンタルが鍛えられました。さらに「月曜日に仕事がある」という前提で試合の準備をしますから(実際、多くの選手が仕事もしています)キックオフ時間が日曜の13時になることが多く、夏場の試合はベンチにいてもあまりの暑さでボーっとしてしまうこともありました。

私が感じた地域リーグとJFLの一番の違いは、「移動距離と遠征の回数」で、地域リーグと比較すると試合数は倍近くになり、全国リーグですから遠征の距離も桁違いです。リーグ戦と天皇杯予選など1年間通して試合が続くこと、そして日本全国を移動しながら試合をすること、この2点に適応できるかどうかがJFL以上のカテゴリーで活躍できる選手かというポイントになると思います。

 

テレビ放送も無く、知名度はJリーグに比べて低いですが、観客が少ない分ゆっくり観戦できますし、レベルも皆さんが思っている以上に高いので一度JFLの試合を観戦してみてください。

 

JAPANサッカーカレッジは、そのJFL昇格を目標に、北信越フットボールリーグに参加しています。常により高いレベルを目指し、少しでも高いレベルの中でサッカーをすることが選手達の成長につながる面もあります。

 

地域リーグで圧倒的に強いチームでも、地域リーグを勝ち抜きJFLに昇格するのは難しいと言われています。言い換えれば、我々にもチャンスはあるという事です。JFL昇格を目指して今シーズンの北信越フットボールリーグに挑みたいと思います。