【ワダサカ論】vol.25

Vol.25 祖母井 秀隆氏

 

 

10月20、21日と日独フットボール・アカデミーGM、淑徳大学サッカー部監督を務めている祖母井 秀隆(ウバガイ ヒデタカ)氏に、当校で特別授業をしていただきました。

 

ご存じの方も多いと思いますが、祖母井氏は大阪体育大学を卒業後、読売クラブでプレーし、その後ドイツに渡ってケルン体育大学でコーチング学を学んだ方です。

帰国後は大学、Jリーグクラブ、フランスリーグなどで指導者、GM、社長として活躍されました。

選手以外の立場で、海外クラブに所属し、活躍された方はごく少数ですが、その中でも群を抜いたキャリアを持つ方です。

 

 

祖母井氏と知り合ったのはもう25年くらい前になります。私が大学4年生の夏、就職に関する監督面談があり、そこでヨーロッパに行って指導者の勉強をしたいと伝えました。

大学の監督が祖母井氏と親しいという偶然があり、紹介していただきました。彼は指導者のヨーロッパ留学の先駆者でしたが、当時の私は恥ずかしながら祖母井氏のことを知りませんでした。

もし大学の監督が祖母井氏と知り合いでなければ、ヨーロッパへサッカーを学びに行けなかったと思います。

当初はドイツのケルン体育大学で勉強する予定でしたが、祖母井氏の友人であるベルデニック氏が全日空(後の横浜フリューゲルス)でコーチをしていたこともあり、スロベニアへの留学に進路変更しました。

スロベニアで学んでいた時、祖母井氏がジェフユナイテッド市原育成部のスタッフと共に訪ねてくださったこともありました。

 

祖母井氏と一緒に仕事をする機会は残念ながらありませんでしたが、本当にお世話になった方です。

 

 

今回、我々が見たことのない世界を数多く経験してきた祖母井氏の視点、考え方を当校の学生に伝えて欲しいと思い、相談したところ快諾していただきました。

コロナ禍の影響もありますからオンラインでの実施も考えましたが、直接コミュニケーションが図れる方が良い言っていただき、来校が実現しました。

今回の祖母井氏の講演では、サッカーだけにとどまらず、生き方について、人間関係など多岐に亘りました。その中で何度も「感じる」という言葉を使っていました。

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正解はすぐに見つかるとは限らないし、そもそも正解はないかもしれない。それでも何かを感じて考えてほしいということ、そして物の見方を変える事によって大きく変化すること、環境を自分で求めて行動する大切さなどをご自身の体験を交え、分かりやすく伝えていただきました。

講演の様子は コチラ  をご覧ください。

 

 

今回はサッカー専攻科とコーチ審判専攻科対象の特別授業でしたが、全学生を対象にした講演、授業をしてもらえれば良かったと思えるほど有意義な内容でした。

 

私自身、50歳の今でも伸びしろがまだあると思えるようになりましたし、JAPANサッカーカレッジの可能性を認識することができました。

 

学生達が自身の可能性を伸ばすことができる環境を作っていくために、私も既成概念にとらわれず新しいチャレンジをしていくことの大切さを痛感させられた講演でした。