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レノファ山口FC 就職内定おめでとう!
皆さんこんにちは!
サッカートレーナー専攻科スタッフの老田です。
今回は、『レノファ山口FC』ユースチームのトレーナーとして内定をいただきました、3年生の谷本和哉さんをご紹介いたします。
彼が1年生の時に私、老田が担任でした。
将来は「レノファ山口FCのトレーナーになりたい」という夢を抱いて入学してくれました。
入学した時は、コロナ禍の影響もあってなかなか登校できなかったことを今でもはっきり覚えています。
谷本さんも、入学してすぐの頃はコミュニケーションが苦手ということもあり、苦労することも多かった学生でした。
ただこの3年間で彼自身を変えてくれたのは、彼自身の努力・頑張りは当然あってのことですが、多くの関わってくださった先生方、スタッフのおかげもあると思っています。
谷本さんは2年生、3年生と『JAPANサッカーカレッジ高等部男子』のトレーナーとして現場実習に取り組みました。高等部男子の専属トレーナーである稲辺トレーナーの下で2年間、朝早くから夜遅くまで活動を頑張っていました。
当然のことながら、上手くいくばかりではありませんでした。厳しく指導されることの方が多かったかもしれません。それでも谷本さんは前に進み、稲辺トレーナーも最後まで見捨てずに指導してくださいました。
3年生の春には、横浜FCにインターシップへ行く貴重な機会がありました。トレーナーである前に「人として」大切なことをたくさん教えていただき帰ってきました。
ただ谷本さんは、この貴重な機会で自分に足りない部分にきちんと気づいたようで、そこから「これではまずい!」と本気になったような気がします。そこからは少しずつ周りのことも配慮し、行動するように考えて動いていたようです。自分自身で気づくことが何よりも大切だと私自身も思いました。
さらに彼は本当に幸せな「繋がり」を作ることができたと思っています。
JAPANサッカーカレッジ高等部男子のスタッフの皆様には、実習で厳しくも暖かいご指導をいただきました。さらには、なでしこJAPANでフィジカルコーチをされている大塚慶輔さんに特別講師としてお越しいただいたことで、フィジカルコーチとしての仕事も学ぶことができましたし、現役で活躍している横浜FCのトレーナーさんにも出会い、貴重なご指導の機会をいただきました。
サッカー業界は”繋がり”がとても重要であり、その”繋がり”をこの学校生活を通して築き上げた谷本さんは凄いと思いますし、ここにJAPANサッカーカレッジとしての強みがあると思います。
そして谷本さんは後輩に向けて、こんなことを言っています。
「僕自身、人間性という面でたくさん苦労しました。みんなは僕のように苦労する前に自分で自分のダメなところに気づいて直すように努力してください。人間性は大切です。人間性がないと結果はついてきません。これから先、いろいろな壁が出てくると思います。その壁を全部壊せるよう頑張ってください。」
と自分を振り返り、前向きなエールを後輩達に送ってくれました‼
さあ皆さんどうですか?
厳しくてもJクラブで就職したいという強い思いが彼を内定まで導きました。内定までたどり着くのは簡単なことではありません。厳しい指導で心が折れてしまうこともあります。
でもそこから負けずに這い上がってきたものは、必ず何かをつかみ取ることができると思います。人間は気づけば、いつからでも変えることはできる。谷本さんを見て、私もたくさんのことを学ばせていただきました。
谷本さん、これからも大変なことが多くあるかと思いますが、感謝の気持ちを忘れず、APANサッカーカレッジの卒業生としてこれからも頑張ってください。後輩、スタッフ一同応援しています。
今、ワールドカップで世界中がサッカーで盛り上がっています。皆さんもこの業界にチャレンジしてみませんか?
サッカー選手が難しいなら、サッカー選手を支える「トレーナー」としてサッカー界に関わることもできるかもしれません。
皆さんと「繋がり」ができますように!
次回もお楽しみに!