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第3回 アルビレックス新潟クラブ経営実践論
みなさん、こんにちは。サッカービジネス科1年の眞下です。
第3回「クラブ経営実践論」の講義の様子についてお伝えします。今回も株式会社アルビレックス新潟総務部 速水衛様に講義をしていただきましたので、その内容を紹介します。
企業における人材活用の大切さ
企業経営をするうえで役立つ要素や能力を「経営資源」と呼びます。
経営資源は大きく分けて、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」に分類され、「4大経営資源」とも呼ばれることがあります。これはプロスポーツクラブでも同じで、「情報」では、JリーグIDや様々なデーターを駆使して集客に繋げています。しかし、「カネ」はJリーグのカテゴリーや順位、集客、スポンサーなどによって大きく変動してしまうのが現実です。変動する要素が多いスポーツ業界ですが、「ヒト」は人的資源として重要な役割を果たし、クラブのフィロソフィーを安定して表現する上で必要不可欠な要素です。機械化が進む現代ですが、どんな事業展開においても「ヒト」を大切にすることが重要視されています。
サッカークラブとして求める人材とは
講義の後半のグループワークでは、「ゼロからサッカークラブを創り、経営者目線で中長期的なクラブの姿や必要な人材について考えよう。」をテーマに議論を重ねました。
選手を始め、試合運営に携わる人やマーケティング部門、警備など挙げ始めたらキリがないほど多くの人々がスポーツには関わっています。しかし、どのクラブも資金は限られていることから、何を優先するのか、クラブがどこを目指すのかによって「ヒト」も取捨選択することが大切だということを実感しました。
さいごに
速水様のお話は前回に引き続き、たいへん興味深く拝聴しましたが、私は最後のメッセージがとても印象に残りました。
それは、「サッカークラブで働くことを実現させるための道はひとつではない。」ということです。
Jリーグが発足した当時はたった10チームだったプロチームが今や60チームにまで増えました。目覚ましい進歩を遂げた今、様々な経歴・経験をもった人々が目指す職業のひとつになりなした。多くの応募があるだけでなく、採用のタイミングやクラブの成長段階も大きく影響します。だからこそ、どこでチャンスと巡り合うか分かりません。そのチャンスをしっかりとつかみ取れるよう、サッカービジネス科で学ぶ一日一日を大切にし、しっかりと準備をしていこうと再認識することができました。
次回のブログ更新もお楽しみに。最後まで読んでいただきありがとうございました。