Physical Trainer

フィジカルトレーナー科

2年制/男子・女子

フィジカル強化のスペシャリストを育成

選手の身体を強化するフィジカルトレーニングの専門知識とサッカーのトレーニング指導経験を身につけ、サッカー業界へ。選手のポテンシャルを最大限に引き出すフィジカルコーチを育成します。

目指せるフィールド

  • フィジカルコーチ
    (Jリーグ・WEリーグ・JFL・地域リーグなど)
  • コンディショニングコーチ
  • フィットネスインストラクター
  • アスリートパーソナルトレーナー など

取得可能資格

  • JFA公認フィジカルフィットネス
    C級ライセンス
  • JFA公認C級コーチ
  • JATI-ATI(養成認定校)
  • SAQレベル1インストラクター(養成認定校)
  • 赤十字救急法救急員
  • ACCA認定スポーツ栄養スペシャリスト
  • 初級パラスポーツ指導員
  • レクリエーション・インストラクター
  • Word、Excel
  • 社会人常識マナー検定
  • コミュニケーション検定

JFAフィジカルフィットネスライセンスを取得しサッカー業界へ

JFAフィジカルフィットネスライセンスは、世界で活躍できるフィジカルフィットネス(パフォーマンス向上につながる体力的側面)を持った選手を育成できる指導者を養成するための資格です。
サッカー選手のフィジカルトレーニングを計画・実行するための知識の習得と、学内外のチームにシーズンを通じてフィジカルコーチとして帯同する現場実習を通じて、在学中にフィジカルフィットネスC級コーチの取得を目指します。

JFAフィジカルフィットネスライセンスの構成

JFA公認フィジカルフィットネスライセンスは、2021年にJFA(日本サッカー協会)が設立したライセンスです。ライセンスを取得することで、サッカー選手のフィジカル強化を指導・サポートできる人材の証明となります。 各級ライセンスの指導者養成講習会を受講するためには、同級の「JFA公認コーチライセンス」を保有していることが要件となっています。

今後ますます必要とされるフィジカルコーチ

フィジカルコーチは、試合に向けて身体の調子を整えるコンディショニング、身体強化のための筋力トレーニング、ウォーミングアップやクールダウンなどを行うのが主な仕事です。
日本のサッカー選手は海外の選手と比較して、筋肉量や骨格といったフィジカル面で不利となるケースが多く、海外での活躍を目指す選手は、このフィジカル面での差をいかに埋めるかが重要です。世界で活躍する日本人選手の育成には、フィジカル能力の向上が必要不可欠と言えます。
Jリーグクラブなど多くのプロクラブにおいて、トップチームだけでなくアカデミー(育成カテゴリー)にも、専属のフィジカルコーチを配置するクラブが増え、活躍の場が広がっています。

POINT 01

理論×実習×資格で即戦力を育成

Jリーグクラブのフィジカルコーチになるためには、専門的にフィジカルトレーニングについて知識・理論を学んでいることと、サッカー現場でのトレーニング指導経験があることが必要とされます。さらに、理論と実践の習得に加え、Jリーグクラブのフィジカルコーチが多く有する各種トレーニング指導者資格を取得することで、2年間でJリーグレベルの即戦力を身につけます。

POINT 02

日本代表クラスのフィジカルコーチから学ぶ

日本代表クラスのフィジカルコーチによるフィジカル研修を開催。座学でフィジカルについての理解を深め、低強度のトレーニングプログラムを自分たちで考えて実践を行います。自分たちでアイデア・意見を出し合って指導実践を行い、第一線で活躍するコーチからフィードバックをもらいます。年間通じて定期的に開催するため、段階的な成長を実感できます。

POINT 03

フィジカルトレーニングにおけるデータ活用を学ぶ

Jリーグクラブのアカデミーチームのフィジカルコーチによる、データを用いたフィジカルトレーニングについての特別講義を実施。GPS(現在位置を測定するシステム)を活用した選手のパフォーマンスの数値化・分析、コンディション管理、トレーニングの構築など、理論と実践から学びます。データを活用し、選手の能力を向上させるトレーニングのスペシャリストを育成します。

POINT 04

最新機器を使用したトレーニング実践

海外クラブやJリーグクラブでも使用されている体組成計「InBody」を常設。各部位の筋肉量やバランスの測定、ケガのリスクを算出して、トレーニングに活かす指導法を学びます。また、スピード能力の向上とアジリティー改善のためのワイヤレスタイム計測デバイス「WITTY」や、Jリーグクラブでも採用されているコンディショニング管理アプリを導入し、データ計測・活用が必須となっている最新のトレーニング方法を習得・実践します。

JSCの育成カリキュラム

学年ごとの成長過程 学年ごとの成長過程
タイムテーブル(2年生の例/2025年度予定)

ライセンス取得で広がる可能性

JFA公認C級コーチライセンス

JFA公認フィジカルフィットネスC級コーチ受講の要件となる、JFA公認C級コーチライセンス(サッカーの指導者ライセンス)を1年次に取得。学内に常駐するC級コーチ指導者養成チューターから指導を受け、ボールを使ったトレーニング指導・デモンストレーションができるフィジカルコーチを目指します。

SAQレベル1インストラクターSAQインストラクター養成認定校

「S:スピード」「A:アジリティ」「Q:クイックネス」を向上させるトレーニング指導を行うSAQレベル1インストラクターの資格を学内で取得可能。ウォーミングアップやスピードトレーニング、基本的なランニングフォームやステップワークの指導方法を学びます。国内で20名ほどしかいないSAQレベル3インストラクターを講師に招き、講義・実践・認定試験を行います。

サッカー界のトレーナー職

大きく分けて2区分

フィジカルトレーナー(フィジカルコーチ)

身体強化による傷害・障害予防
個々の能力を最大限に引き出す

ゼロからプラスに強化する
メディカルトレーナー(アスレティックトレーナー)

ケガの応急処置・予防
ケガからの回復・リハビリサポート

マイナスの状態をゼロに戻す

在校生の声

濱中さん(福島県/聖光学院高校出身)

Q1. フィジカルコーチを目指そうと思ったきっかけは?
小さいころから続けていたサッカーにこれからも関わっていきたい、選手を一番近くで支えたいと思い、選手の身体づくりをサポートするフィジカルコーチという職業に興味を持ちました。

Q2. 入学して感じたJSCのいいところは?
フィジカルコーチを目指すにあたって、プロの現場を経験している専門的な先生が多いところです。

Q3. 今後の目標は?
JFA公認フィジカルフィットネスライセンスを取得し、Jリーグクラブのフィジカルコーチになることです。他の選手にあたり負けしない身体づくりをサポートしたいです。

動画でわかるフィジカルトレーナー科