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冬季オンライン研修会⑤【㈱HITOTOWA津村様】

みなさんこんにちは!

サッカービジネス科1年西川です。

今回は、サッカービジネス科 冬季オンライン研修2日目。

株式会社HITOTOWA 津村様の講義についてお話します。

 

写真①

 

【株式会社HITOTOWAとは?】

株式会社HITOTOWAでは、企業や市民とともに、都市の社会環境問題の解決に向けて事業を行っています。

少子高齢化、育児、子育て、貧困、社会保障・・・などなど、たくさんの問題があると思いますが、HITOTOWAでは主に「防災・子育て・お年寄りの生きがい」といった分野に取り組んでいらっしゃいます。

事業を通して、それらの問題を、地域住民が助け合って解決できるまちづくりを行っています。その実現のためには、さまざまな人と人とのつながりが大切です!

社名の「HITOTOWA」には、「人と和」「人と輪」「日と永久」という意味が込められているそうです。

 

【人と人とのつながりがあると・・・】

それでは、人と人とのつながりの効能について、介護発生率を例にご紹介します。

最近では、少子高齢化による医療・介護などの社会保障費の急増、健康寿命をのばそうといった取り組みから、運動に対する意識が高まっていると思いますが、人と人とのつながりは運動の効果を高めます。

津村様のお話では、「1人で頑張って運動するよりも、運動サークルに参加して運動した方が介護発生率は低い」ということでした。

たしかに、誰かと運動することで、運動嫌いな人もお互いに励ましあいながら運動を継続でき、お話しながら楽しんで運動することで効果が高まりそうそうですね。

 

写真④

 

【サッカーとのつながり】

HITOTOWAでは、防災事業にサッカーを取り入れています。

防災×サッカー?と思われた方も多いと思います。

 

まず、皆さんは防災訓練についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?

しゃべらず、真剣に取り組み、緊張感があるといったように難しいイメージをお持ちの方も多いと思いますが、サッカー防災訓練は、楽しみながら防災について学べます。

 

ウォーミングアップ(ランニング)では、ランニング中に、指定された災害の初期行動をとります。例えば、ランニング中に「地震」を指定されたら、頭を守るために、頭を抱え、体勢を低くするといった感じです。

これにより、災害の初期行動について学ぶことができます。

 

パス練習では、まず災害が発生した時に必要な備蓄品を覚えます。

そして、チームとなりパス交換をしていきますが、パスを出す時には、先程覚えた備蓄品を必ず1つ答えなければなりません。チームで備蓄品を何個言えたかを競います。

 

このように、難しいイメージのある「防災」でも、サッカーを取り入れることで、コミュニケーションをとることから共助が育まれ、チームで競いあうことでゲーム性があり、楽しみながら学ぶことができます。

 

防災は必要なことだと感じながら、取り組まれていない方が多いと思います。

サッカー防災事業は、防災について学ぶきっかけ作りとなり、防災について取り組む方が増えることが期待できます!

 

 

Jリーグでもホームタウンを中心とした地域の課題に、地域と連携して取り組む「シャレン!」という活動に力を入れています。

教育・健康・まちづくりなど、様々なテーマに取り組んでいますが、防災に取り組んでいるクラブもあります。今回ご講義していただいた津村様も「シャレン!」の事務局メンバーとして携わっていらっしゃいます。

みなさんがお住まいの近くのJリーグクラブがどのようなシャレン活動を行っているのか、調べてみてはいかがでしょうか?

最後に今回、お忙しい中ご講義していただいた、株式会社HITOTOWA 津村様に感謝申し上げます。