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【佐渡研修①】砂金王への道!歴史深い砂金採りに佐渡金山

皆さまこんにちは!

サッカービジネス科です。

11月に佐渡研修にいってきました。

本日より佐渡研修のことについて

5週にわたりご紹介させていただきます。

お楽しみに!

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簡単そうで難しい、

昔ながらの砂金採り体験!

西三川砂金山が発見された

正確な記録はありませんが、

西暦1100年頃の「今昔物語」にのっています。

IMG20201104134032西三川砂金山は

上杉謙信の軍資金として大いに役立ち、

豊臣、徳川の時代には大量の砂金が掘られました。

佐渡の金・銀山の歴史は、平安時代に

この「西三川砂金山」の発見より始まったと

伝えられています。

 

IMG20201104143857細長く仕切った中に水が張っていて、

水は、冬には温水になる優しさ満点

 

水のそこに小さな金が沈んでいて、

深めの皿のような砂金採り皿で

掬ってぐるぐるまわしながら

砂を落としていくと、

最後に砂金は重いので残って、

自分たちに見えるほどキラキラと光る仕組み・・・

 

 

ですが、

なかなか金をお目にかかることは難しかったです。

前屈みの作業で腰が痛くなってきます…

IMG20201104140845しかし、金を見つけたときの達成感や幸福感は

最高なものがあります!

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昔の人はこの作業を繰り返すことで

生活をしていたと考えると、

今の自分達の生きている時代の違いを感じました

 

 

 

金を生み出す山、

佐渡金山を体験してきた

佐渡金山は、1601年に山師3人により

開山されたと伝えられています。

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後には小判の製造も行われ、

江戸幕府の財政を支える重要な山となっていき、

1989年に残念ながら、

資源枯渇のため操業を休止し、

400年近くに及ぶ長い歴史の幕を閉じました。

 

 

その、佐渡金山の坑道では、

江戸時代の宗太夫坑(右)と

明治時代の道遊坑(左)の2つが

一般公開されています。

 

入り口は隣り合っていて。

入場料は各800円で、両方なら1200円です。

今回は贅沢に両方

見せていただけることになりました。

IMG_20150中に入ると寒いぐらいに涼しく、

枝分かれした坑道には、怖いくらい本物の人に

見えてしまうくらいのリアルな鉱夫の動く人形と

道具などが再現されていました。

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ただ掘るだけでなく、

生きるための換気や排水に多くの労力が

割かれていたことが分かります。

 

坑内の最後には、

祭礼の様子なども再現されています。

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資料館では、12.5kgも重量のある金の延べ棒を

BOXから取り出すチャレンジをしました!

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誰一人取り出すことができずに、

 

伊藤さんがチャレンジすると

ものの5秒で取り出すことに成功!

これがプロの技と

目を疑う速さでみんな驚いてました!

 

 

最後に

佐渡金山歴史をさまざまな角度から

教えていただくことができました。

 

今こそ工業が発達していますが、

昔ながらの砂金採りの方法で、

少ない報酬で長時間昔の人がこれを

ずっと行っていたと思うと、

相当辛かったのだと感じました。

 

洞窟内には、

原始的ながらしっかりと工夫がされており、

この現代でも受け継がれているようなものもあり、

今のものも昔からの知恵を

利用しているのだなと思いました。

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