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【ワダサカ論】vol.34

Vol.34 2020年

 

 

早いもので2020年もまもなく終わりを迎えます。今年はコロナ禍の影響もあって、これまで当たり前と思っていたことが否定された1年だったと思います。

 

当然サッカー界も例外ではなく、中止になった大会も多かったですし、開催したとしてもレギュレーションの大幅な変更を余儀なくされました。

同じ条件で戦うとはいえ、地域差は当然存在しました。その中で大都市圏のチームはコロナ禍の影響を大きく受け、練習をすることもままならなかったと思います。

そんな中で大都市圏に本拠地のある川崎フロンターレが、2位のガンバ大阪と勝ち点差18・得失点差+57というリーグ新記録ずくめで優勝を決めたのは驚きでした。川崎フロンターレのチーム完成度は当然高かったのですが、それにしてももっと接戦になると私は思っていました。監督と選手の質、チームの完成度、そしておそらくクラブとしての哲学、一体感といったものが、この圧倒的な数字・結果を生み出したのでしょう。

これまでのJリーグ史の中でも1、2を争うチームの完成度だと思います。来年はその川崎を倒すチームが現れて、Jリーグがもっと面白くなる事を期待します。

 

コロナ禍は、学生の進路活動にも大きな影響を及ぼし、Jリーグクラブのみならず多くのクラブで練習参加ができないという話をよく耳にしました。学生にとっての“1年間”は非常に大きな意味を持ちます。今回コロナ禍の影響で進路が決まっていない学生に対する何らかの救済措置は必要だろうと思います。

そんな厳しい状況下ではありますが、学生の皆さんも諦めずにサッカーを続けて欲しいと思います。希望のカテゴリーでなくても続けることで、ステップアップする可能性も生まれます。可能ならプレーを続けて欲しいところです。

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以前書いたサッカー文化のところ(vol.12参照 )でも触れましたが、日本にはアマチュアスポーツ(サッカー)を続ける環境が、まだ十分には整備されていません。難しい面があることは否定できませんが、それでもあと1、2年アマチュアでプレーすることによって、ステップアップの可能性も生まれるかもしれません。試合に出続けることで成長する面はあるでしょう。この状況ではありますが、選手として諦めるのはもったいないと感じます。1人でも多くの選手がサッカーを続けていってくれることを願います。

 

 

来年以降もしばらくは新型コロナウイルスの感染の心配をしながら、という状況は変わらないでしょう。ただ、今年の経験がありますからもう少し落ち着いて活動できるのではないでしょうか?

我々は当たり前と思っていたことがそうではなく、ちょっとしたきっかけでなくなってしまうという厳しく悲しい現実を突きつけられました。その中でどうやって生きていくか、スポーツ、サッカーの存在意義とは何か、どうすればいいのか、という事を考えざるを得なかったと思います。

 

生きていくという観点からはスポーツは無くても良いものです。しかし、『スポーツ』の存在が多くの人に喜びや楽しみを提供しているのも事実です。

これまで以上にスポーツを通して何ができるのか、どうすればスポーツがより受け入れられて文化として日本にも定着するか、ということを考える良いタイミングなのではないでしょうか?