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JAPANサッカーカレッジが新潟県、聖籠町へ及ぼす経済波及効果に関する外部機関算定結果について ~経済波及効果は16億円と算定~
NSGグループの全国唯一のサッカー総合専門学校「JAPANサッカーカレッジ」では、新潟県、聖籠町へ及ぼす経済波及効果に関する外部機関算定結果について16億円と算定いたしましたので、お知らせいたします。
【概要】
JAPANサッカーカレッジの令和5年度実績に基づき本学が新潟県、聖籠町に及ぼす経済波及効果を算定。
【算定結果】
JAPANサッカーカレッジが新潟県、聖籠町に及ぼす経済波及効果
16億200万円
【算定機関】
外部機関である「第四北越リサーチ&コンサルティング株式会社」に委託
JAPANサッカーカレッジは平成14年の開校以来、平成25年前後にかけて、在籍者数は増加が続き、その後一時的な在籍者数の落ち込みはあったものの、近年は微増の傾向にあります。開校から6年後の平成19年に428人であった在籍者数は、令和5年には483人と1.13倍の水準にまで増加しています。近年は、毎年200人程度の入学者を受け入れているなか、9割超が県外出身者であり、若年者の新規流入につながっています。
国内唯一のサッカー専修学校でサッカー選手、トレーナー、マネージャー、フロントスタッフなどの養成機関であり、サッカーを中心としたスポーツ系専門職に就く学生を数多く輩出しています。特に、Jリーグクラブへの就職率は全国一で、Jリーグ60クラブ中59クラブで卒業生が活躍しています。
聖籠町との包括連携協定をはじめとして、地元との連携に努めるなかで、本学内の知見やアイデアを地域活性化などに役立てています。具体的には、「週末体験クラブ」と称した小学生を対象としたサッカー教室を開催しており、令和4年までに13年間連続で開催しています。
また、本校における授業の一環で、立地する聖籠町の防災や農業に関する課題検討と、その解決策を学生なりに企画し、聖籠町への企画プレゼンを続けています。加えて、クリーン作戦などの地域の清掃活動にも学生が主体となって数多く参加しています。これらを通じて、学生を中心とした本学の力が地域の課題解決や活性化に一役買っているものとみられています。
令和5年度の実績を基にした推計の結果、「JAPANサッカーカレッジの新潟県、聖籠町に及ぼす経済波及効果」は、16億200万円となりました。
「経済波及効果」とは、ある部門に消費や投資などの需要が生じることにより、その部門の生産を誘発するとともに、次々と他の部門の生産も誘発していくことをいい、直接効果、1次間接波及効果、2次間接波及効果の総和として算出されます。
学内経費や教職員・学生の消費支出など新規需要額(生産者価格)を「分析ツール(基本)」で提供されている産業連関表のモデルに投入すると直接効果は10億9100万円でした。直接効果が生じた部門が、原材料や部品等の購入(中間投入)を行うことで誘発される生産額である「1次間接波及効果」が3億2300万円、直接効果及び1次間接波及効果によって生じた雇用者所得の増加分が新たに消費に回ることによって誘発される生産額である「2次間接波及効果」が1億8800万円となり、合わせた総合効果は16億200万円と推計されます。
経済波及効果の算定の結果、JAPANサッカーカレッジが行う様々な活動は、新潟県、聖籠町に対して、経済的かつ社会的な効果をもたらしていることが明らかになりました。
人材育成や地域の方々と接し、社会性を身につけ、地域社会の一員であることを自覚するなど我々の使命を通じた地域貢献に加え、地域創生の面においても本学は新潟県に対して、大きく貢献していることが明らかになり、専門学校の社会的使命の大きさを再認識する機会となりました。
JAPANサッカーカレッジではこの度の結果を踏まえ、地域に根差した専門学校として、また『地方創生』の一端を担う専門学校として、今後も質の高い教育・研究・地域貢献活動に努めてまいります。
【JAPANサッカーカレッジの立地による地域への経済波及効果算定業務 報告書】
<NSGグループについて>
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