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Jリーグクラブスタッフになるための「マネージャー実務」
Jリーグクラブのマネージャーになるためには、社会人としての社会性を中心に実に多くの知識・経験・スキルが必要です。
それは皆さんもご存知のとおり「クラブのエンブレム」背負って、チームを良い方向に導くための仕事になります。
そのため、しっかりとした準備をする必要があります。
またマネージャー・トレーナー科では、マネージャーになる為の過程の仕事や個人の特徴にあったクラブでの仕事を目指すことも考えて総合的なトレーニングになる「マネージャー実務」を行っています。
今回はその一部をご紹介いたします。
マネージャー実務の演習では、「サッカープレーヤー」「サッカーの指導者」「マネージャー」「レフェリー」(マネージャーと兼任)役に分かれて実際の状況に近いかたちで演習を行います。
「サッカープレーヤー」は、将来Jリーグクラブの選手とサッカーが出来るようにスキルを磨く。
「サッカーの指導者」は、将来スクールなどの指導者もやりたい人のためにスキルを磨く。
「マネージャー」は、みんなの本業になります。
つまり、Jクラブのマネージャーはしっかりと「サッカーが出来る」「知っている」という事が大切です。
(よくよく考えてみたらプロを相手にする訳ですから当たり前ですよね!)
学生達が実際にやってみると現実はそう甘くもなく、みんな元Jクラブのマネージャーである先生方より「ダメ出し」をくらい、
時には凹み、時には涙を浮かべ、時には少し褒められながら、少しずつ成長していきます。
(先生方は細かいところまで見てくれますが、とても厳しい!!)
今回も学生達は「シックハック」しながら「マネージャー実務」の演習をしていました。
動画「マネージャー実務」 その①
指導案どおり出来ているかな? 指導をプレゼンするってどうですか?
サッカーを知っているみんなに伝えるにしても難しいものですよね。
(もちろん、先生からしっかり「ダメ出し!」)
でも、修正してあげると時間内に良くなるものですね。
この日の指導テーマは「ドリブル突破の強化」
動画マネージャー実務 その②
ウォーミングアップと比べるとトレ1の動きは大分よくなりましたね。
目的意識を持ちその達成に向けて、メニューに連動性を加えていくとこんなにもよくなります。
また、映像ではわかりにくいですがトレーニングのサポートは全てマネージャーが行っています。
(この日のオーガナイズはマネージャーが設置)
この「マネージャー実務」は全てアルビレッジで行っており学校から移動が伴うため、マネージャーは「用品・用具の準備」「ドリンク関係の準備」「車両への荷積み」「移動してからの配置」など全てを行っています。
これはJリーグクラブでも移動が多いことから、普段からこうした事を自動化させておく必要があるからです。
そして、こちらは「キーパー練習」
キーパーのウォーミングアップからトレーニングまで行っています。
動画マネージャー実務 その3
毎回、トレーニングの最後には「ゲーム」を行って、これまでの「現象」を確認します。
この「現象」確認がとても大切で次回以降のトレーニングの参考になります。
まだまだ、サッカーを本格的にサッカーをやりながらしっかりと業界を目指したい学生には魅力的な「演習」ですね。